最遊記&ちな外伝 『タイムスリップ』


◇第三話◇

「よしっと」
あたしはパジャマから着替え終わった
同じ服を3日もつかっているわけじゃない(汗)
三蔵さんたちが買ってくれたんだ
選んでくれたのは八戒さん♪
なんか・・・迷惑かけっぱなしかも、あたし(汗)
この世界の服は本来あたしがいる世界とはちょっと違う
似てるけど似てない・・・言葉ではあらわせない違い・・・
ちなみに今あたしが着ている服はどんなのかというと
(あたしには)少し大きめの服の冬服
白くて首袖つきの上着と、ちょっとブカっとした青い長ズボン、そのままだと、
すそがつま先に当たりそうなので、ある程度折り曲げて、したくは完了
そろそろ部屋を出ようとドアを開けようとしたとき・・・
外からものすごい足音が・・・(汗)
ドタドタドタ・・・どうやら廊下からみたい・・・・
その音に少し動揺したあたしは自然と警戒心をはる(ココでの生活で身についた)
その足音以外・・・なにも感じないから・・・気配を感じない・・・もしかしてこの足音を持つ人物は・・・
恐る恐る音のたたないようにドアを開けようとする・・・
はたから見ればものすごく変に見えるけど
もしもこの音が妖怪のものだったら・・・てなことを考えるとよその目なんてどうでも良い
ココではこうしててもあまり怪しまれないしね(^_^;)
かちゃ・・・静かにドアを開ける・・・すると突然目の前に人の姿が!!?
あたしの気配に気づいたから・・・待ち伏せ!?
はっきり言ってあたしは気配を消すのが上手じゃない
というのも、ココに来て3日だから
だいぶ前からココにいれば、もう少し上手だったかもしれない・・・
そんなことを考えながら、冷や汗を流しながら目の前の人物を確認する・・・
「ちな、おっはよー♪」
へ!?悟・・・悟空さん!?(汗)
あたしがこんなにも警戒した人物は、お供させてもらっているグループの一人、悟空さんだった!!
あまりにも、予想外の人だったので、しばらく口がふさがらないでいた・・・
しばしの沈黙・・・
「ち〜な・・・??(汗)」
悟空さんが微笑みながらあたしに呼びかける
「あ?はい!?」
慌てて返事するあたし
「どしたの・・?はやく飯食べようぜ?」
「う、うん」
あたしはわたわたと返事を返しながら悟空さんと食堂へ
「??三蔵さんたちは?」
「先に飯食って次のたびの買い出しにいった」
「・・・」
「ちな?」
「な、なんでもない、食べよう」
なんか・・ひっかかる・・・



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